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2024年05月04日
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自己嫌悪。

2002年10月15日
わけわかんない間に、1日終わってた。
出社したら、文太が来て
「Fさん(上司)のお兄さん亡くなったって。色々手続やってもらわんといかんけど・・・分かる?」
・・・ハイ?
何がなんだか分からずとりあえず「はぁ」と答える。
それからが悪夢の始まり。

Fさんのお兄さん、ずっと癌で闘病してるっていう話は聞いてて危ないっていうのも知ってた。
いつかこの日は来るだろうと思ってはいた。
でもまさかこんな時に~。
慶弔の手続なんて今までFさんに任せっきりだったから何も分かるわけがない。
頭パニックだった。
おまけに総務のHちゃんは有休。完全に私ひとり。
何からしたらいいんだろう。何をすべきなんだろう。ぐるぐるぐるぐる。
周りのみんなは当たり前だけど普通に自分の仕事をこなしてて、なんだか分からないけどその光景が
ものすごく悲しくて、Fさんは朝イチの電話で相当混乱してたっていう話を聞いてたから・・・
これが現実なんだなーって思った。
ヒトが1人死んで、それを悲しむ人がいて、でも周りにいる私達は何もすることができない。
というか、やらなきゃいけないことは無関係に押し寄せてくるんだよね。
それがやりきれなかったよ。
とりあえず文太がひと通りの指示をくれたから私はそれに従うしかなかった。
そんな自分も嫌だった。
ほんとオロオロしてたもん。私の仕事なのに、誰かから指図されなきゃ動けないって。
Fさんは学校からの出向者だったから、学校に何度も電話した。
香典の準備、弔電の手配、葬儀の日時と場所の確認。
それとは関係なく、日常の業務はあるし、こんな時に限って営業車のトラブルで業者に連絡したり
次から次に色んなことが襲ってきて半泣きだった。
しっかりしろ自分!って何度も何度も言い聞かせた。

ぜんぶぜんぶ終わったのが夜の8時過ぎ?
ギリギリまで香典の準備をしてて・・・残ってた人がみんなでのし袋の宛名書きをしてくれたり
葬儀の場所をネットで探してくれたり、私がパニクってるのを察して冗談言って笑ってくれたり。
そんな優しさがすごく身に染みた。
嬉しかった。
と同時に何もできない自分が情けなかった・・・。
着替えて会社を出てバスに乗って、携帯に入ってたメールの返事を書いて、何人かの友達にメールを
書いて、ってやってるうちに無性に悲しくなってきてポロポロ涙が出てきた。
うわぁ~、相当アヤシイ人やん。
仕事のことだけじゃなくて何もかもがやりきれなくてさー。
やっぱり遠征後は気持ちが不安定になるらしい(苦笑)。

家に帰ってお母さんにグワァ~って喋ったら、ちょっと落ち着いた。
Hちゃんに今日のことを知らせとかなきゃって思ってメールしてたら返事が来てたけど、なんかね、
なんだろ、ものすご軽いノリでねぇ。かなり拍子抜けっていうか。
ひとりでアワアワしてた私ってなんなんだろーとか思って笑けてきたよ。とほほ。

そんな1日でした。
東京のこともいっぱい書きたいんだけどなぁー。また落ち着いたら書きます!
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